全国地中熱利用促進地域交流2016愛知 趣意書 ~地中熱利用による地球温暖化対策~

2016-09-14

 再生可能エネルギー熱利用技術の1つである「地中熱」は、資源の無い我が国日本において足元にある重要なエネルギー資源である。地中温度はその土地の年間平均外気温程度になるという性質があり、外気温と地中温度の温度差を利用することにより効率的な空調システムを実現することが可能であり、「地中熱」を適切に活用していくことにより我が国全土においてさらなる省エネルギー化を進めることが可能である。

 「地中熱」はこれまで十分に活用されてこなかったが、その背景には利用するための設備導入コストが依然として高いという理由だけでなく、認知度が低く、こうした「地中熱」を担う事業者が十分に育っていないことも大きな要因である。

 愛知は名古屋市という大都市がある日本における主要な都市であるとともに、自動車産業をはじめとする工業や、消費地が近いことから農業等も盛んな地域であり、民生、業務、産業、農業等の要素がそろっており、さまざまな熱利用が必要な地域である。愛知は温暖地域ではあるが、夏は猛暑と言われるほど気温が高く、冬は暖房なしではいられないほどに寒い地域であるため、安定した地中温度を利用する地中熱利用が有効であるが、地中熱利用はまだ始まったばかりであり、事例の増加、用途開発、性能向上、最適設計等が今後必要である。

 温暖地域である愛知県における地中熱システム最適設計には、大規模では他の熱源との併用の検討や、中小規模では冷熱・温熱の熱バランスの考え方など空気熱源にはない新しい考え方が必要である。そのため、地中熱の導入促進のためには地中熱設備設計技術の普及が重要であり、設備設計に関する団体との連携も重要となる。

 また、地中熱等の熱エネルギーを利用した環境産業でのものづくり先進地域を目指して、企業、大学、公設試験研究機関等の連携強化を通じたオープンイノベーションの推進や人材育成も必要である。

 当地域交流は上記のような「地中熱」利用についての現状および課題について様々な立場の人々が様々な角度において議論し交流することにより、低炭素化による持続可能性社会を形成する技術としての成熟を促すことを目的とする。

 

中部地中熱利用促進協議会

特定非営利活動法人地中熱利用促進協会

 

「第6回全国地中熱利用促進地域交流2016愛知」開催案内

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